8/23/2015

雨の東照宮 × Leica3f × Lomo colornegative 400















あいにくの空模様。それでも傘をささずに歩けるくらいの雨でよかった。

雨やどりをかねて、たちよったお茶屋さん。おうどんとおそばをそれぞれ注文した。80をとうにすぎたと思われるおばあさまが、チラシの裏に鉛筆で注文を書きとる。奥にはもうひとりおばあさまがいて、どうやらふたりでお店を切り盛りしているらしい。小さな女の子がお客さんから受け取った千円札をセロテープでお店の壁に貼っていた。壁には御行でいらした陛下と皇后様の笑顔の写真。

すこし間をおいて、2度ほどおばあさまが注文を取り直しにきた。どうやら人数分より多く注文を書きとってしまったらしい。そして厨房で、なんども注文を確認しなおしていている。外は雨脚が少し強まっていて、バス停を探している旅行客や、傘をもとめるお客さんがぽつぽつと訪れる。いい時にお店に入れてよかったね、とすこしぼおっと店内を眺めながら、奥のおばあさまたちの気配を感じながら、静かなゆったりした時間を過ごした。


そんなことを写真をみながら思い出す。
しかし正直にいおう、ロモフイルム、なかなか好きになれないです(苦笑)

8/09/2015

猫街散歩 × 富士山ゼロ合目の街

























Fujiyoshida × Pentax K-3

東京に戻るバスの時間までまだ間があったので、真夏の昼下がり、富士山ゼロ合目の街の古い飲み屋街を訪れてみた。

カラカラに乾いた表通りを歩いていると暑くて倒れそうだった。路地裏に逃げ込むと、古い昭和のタイル壁、その中に真新しい看板の掛かった店がぽつりぽつりとあった。ときおり猫の影が路地裏を横切る。あぁ、まだこの街は生きている、そんなことを感じた。

まさかここで街撮りするとは思っていなかったので、今回持っていったのは35mmMacroの1本のみ。納めたい景色が切り取れなくて、広角レンズを持っていないことをとても後悔した。

あとから、どうせマクロしかもってないのなら、もっと近づきまくって撮ればよかったなと思った。