2/22/2015

ばんばの朝調教















札幌から陸別に向かう途中、冬期にだけ見られるばんばの朝調教を友人が見に行くといっていたのを思い出し、行けば友人にも逢いたかったし、ばんばを間近でみられるのも楽しそうだと、前日だったけど急遽予約を入れて15人の限定枠にすべりこむことができた。

夜明け前に競馬場に着くと、ターフには夜間照明が点っていた。ばんばがすでにターフを行き来しているのか、かすかに金属がカチカチいう音が聞こえる。

前日は、はじめてレースをみた。
想像していたのとちがって、ばんばの体格はほんとうに千差万別だった。かならずしも体躯のしっかりした馬が強い、というわけではないらしく、その時の馬のコンディションに大きく左右される競技なんだという印象を持った。とはいえ、時間の都合で2レースしか見られなかったので、あまりよくわからない。

最初の1レースと2レースだけ見たかぎりでは、観客席はまばらで、採算とれているのかなととても心配になった。馬との距離がちかい。鞍のついていない馬に騎士がヒョイと飛び乗り、パドックをくるりと回る。どの馬が強いんだろう。レースを見たことがないと、まったく見当がつかない。


朝調教では百頭以上の馬が目の前で練習していた。その大きな体躯と頭数に圧倒された。
1日に10~11レース、土・日・月の3日間開催されることを考えれば想像がつくのだけれど、現役のばんばが550頭もいるとのこと。思いのほか規模が大きいことを知り、びっくりした。友人の住む岩見沢でも10年前までは、ばんばのレースが開催されていてよく見に行っていたことや、馬主になりたいいう想いを聞いた。とても素敵な夢だと思った。そして、自分も応援したくなった。


あいにくの曇り空で、夜明け前も夜が明けた後もとても暗く、ボツ写真の山を築いてしまったけれど、間近でばんばを見られて、ほんとうに楽しかった。また、朝調教を見に行きたいと思った。